ヨーヨー初心者が高性能なヨーヨーを使ってもOK?
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ヨーヨー初心者に多い悩みのひとつに「ヨーヨーの性能に頼ってもいいのか?」というものがあります。
「性能に頼ると本当の実力が身につかないのでは?」
「自分みたいな初心者に高級なヨーヨーは不釣り合いなのでは?」
言葉は様々ですが、ヨーヨーの性能に頼ること、身の丈に合わない道具を使うことに疑問を持つ声はいつの時代にも存在します。
気になって、気になって、色々な人に相談して回っている人を見かけたこともあります。
気持ちはわかります。新しいことを始めた時ってなにかと不安になりますもんね。
今回はそんなあなたに対し先輩プレイヤーとしてひとつの回答をさせて頂きます。
「性能に頼ると本当の実力が身につかないのでは?」
「自分みたいな初心者に高級なヨーヨーは不釣り合いなのでは?」
言葉は様々ですが、ヨーヨーの性能に頼ること、身の丈に合わない道具を使うことに疑問を持つ声はいつの時代にも存在します。
気になって、気になって、色々な人に相談して回っている人を見かけたこともあります。
気持ちはわかります。新しいことを始めた時ってなにかと不安になりますもんね。
今回はそんなあなたに対し先輩プレイヤーとしてひとつの回答をさせて頂きます。
性能に頼っていこう
結論から言うと僕は初心者はヨーヨーの性能に頼るべきだと考えています。
この考えは当サイト各コーナーだけでなくTwitterや生放送でも一貫して唱え続けています。
この考えは当サイト各コーナーだけでなくTwitterや生放送でも一貫して唱え続けています。
昨日のMasayaさんの配信で「初めはヨーヨーの性能に頼りきって甘えきればいい」って言葉があって自分そのものだと思った。引き戻しだと出来るかどうかあやしいトリック多数だし、バインド機でも精度は決して高くない。でも出来ると出来ないなら出来る方が楽しいからなんか背中を押された気がした。
— カナイ (@UG_kanai) July 9, 2020
ヨーヨーは体を動かして遊ぶ玩具です。
上達速度に個人差はあれど、体を動かしたぶんだけ経験値が蓄積されていきます。
いわゆるシナプス可塑性の話。反復練習によって脳が活性化され神経細胞の伝達物質量が増えると情報の流れが効率化するというもの。
練習したぶんだけ動きがきれいになったり余裕が生まれたりするのは肉体運動によって脳が最適化された結果というわけです。
つまりトリックを習得するにはヨーヨーの軌道が汚かろうが、動きがぎこちなかろうがとにかく体を動かしてコツを掴む(脳の回路を繋げる)ことが重要なんです。
スローダウンやフォワードパスくらいシンプルなトリックであればどんなヨーヨーでも大差ない速度で習得できます。
しかしこれがブレインツイスターくらいになると話が変わってきます。
ブレインツイスターというトリックを分解すると
という行程に分かれます。
実力もなくヨーヨーの性能も低い場合②の時点でヨーヨーの回転が止まってしまい③まで到達できないことがあります。
この状態が続くとどうなるか。いつまでたっても③の動きを経験できないので③部分のコツを掴むこともまたできなくなってしまうんです。
②が余裕になってからようやく③に。③が余裕になったら…
人によっては遅々として進まないこともあるでしょう。
この進行をスムーズにしてくれるのがヨーヨーの性能です。
スピンスターだと②すらできない人でも、ワンスターを使えば③の回し終わりまでいけたりします。
そういう人がシャッターを使うと今度は④まで余裕になって残すは⑤のバインドキャッチのみに。
性能が行程間の壁を取り払い、先の行程を「経験させてくれる」
そうして経験値を得ていけばそのぶんシナプス可塑性が進行しトリック習得へと至ることができる。
高性能なヨーヨーは初心者を甘やかすものではなく、初心者が前に進むサポートをしてくれる存在なんです。引け目を感じて手にしないでいるのはもったいない。
「もっと性能が高いヨーヨーを使ったほうがいいかも?」と思ったらその時こそ買い時。
手持ちのヨーヨーよりも性能が高いヨーヨーを買って性能に頼り切って遊んでみましょう。
コツを掴んでいけば腕の動きやヨーヨーの軌道をきれいに保とうという方面にも意識を向ける余裕ができ、次第に洗練されていくはずです。
上達速度に個人差はあれど、体を動かしたぶんだけ経験値が蓄積されていきます。
いわゆるシナプス可塑性の話。反復練習によって脳が活性化され神経細胞の伝達物質量が増えると情報の流れが効率化するというもの。
練習したぶんだけ動きがきれいになったり余裕が生まれたりするのは肉体運動によって脳が最適化された結果というわけです。
つまりトリックを習得するにはヨーヨーの軌道が汚かろうが、動きがぎこちなかろうがとにかく体を動かしてコツを掴む(脳の回路を繋げる)ことが重要なんです。
スローダウンやフォワードパスくらいシンプルなトリックであればどんなヨーヨーでも大差ない速度で習得できます。
しかしこれがブレインツイスターくらいになると話が変わってきます。
ブレインツイスターというトリックを分解すると
- スリーパー
- マウント(ヨーヨーをストリングに乗せる)
- サマーソルト(全体をぐるっと回す動き)
- ディスマウント(マウント状態からヨーヨーを下ろす)
- キャッチ
という行程に分かれます。
実力もなくヨーヨーの性能も低い場合②の時点でヨーヨーの回転が止まってしまい③まで到達できないことがあります。
この状態が続くとどうなるか。いつまでたっても③の動きを経験できないので③部分のコツを掴むこともまたできなくなってしまうんです。
②が余裕になってからようやく③に。③が余裕になったら…
人によっては遅々として進まないこともあるでしょう。
この進行をスムーズにしてくれるのがヨーヨーの性能です。
スピンスターだと②すらできない人でも、ワンスターを使えば③の回し終わりまでいけたりします。
そういう人がシャッターを使うと今度は④まで余裕になって残すは⑤のバインドキャッチのみに。
性能が行程間の壁を取り払い、先の行程を「経験させてくれる」
そうして経験値を得ていけばそのぶんシナプス可塑性が進行しトリック習得へと至ることができる。
高性能なヨーヨーは初心者を甘やかすものではなく、初心者が前に進むサポートをしてくれる存在なんです。引け目を感じて手にしないでいるのはもったいない。
「もっと性能が高いヨーヨーを使ったほうがいいかも?」と思ったらその時こそ買い時。
手持ちのヨーヨーよりも性能が高いヨーヨーを買って性能に頼り切って遊んでみましょう。
コツを掴んでいけば腕の動きやヨーヨーの軌道をきれいに保とうという方面にも意識を向ける余裕ができ、次第に洗練されていくはずです。
注意すべきこと
初心者こそ性能に頼るべきと声高らかに語ってきましたが注意しなければいけないポイントも存在します。
高性能なヨーヨーは素材が金属製だったりボディ形状が鋭かったりと初心者向けには無い特徴を持っていることがあります。
プレイの際は安全に配慮し、無茶な練習はしないよう心がけてください。
もちろん強スロー(力いっぱいヨーヨーを投げること)も厳禁。
ストリングが内部で噛んでいた場合、ものすごいスピードでヨーヨーが顔めがけて飛んできます。その手の事故で顔をザックリ切っている人は世界中に存在します。
せっかく地の回転力が高いヨーヨーを買ったのだからスローは適度な力で行うよう心がけましょう。
怪我や事故に注意するのはスポーツマン・趣味人の義務。くれぐれも注意してください。
<関連項目>
高性能なヨーヨーは素材が金属製だったりボディ形状が鋭かったりと初心者向けには無い特徴を持っていることがあります。
プレイの際は安全に配慮し、無茶な練習はしないよう心がけてください。
もちろん強スロー(力いっぱいヨーヨーを投げること)も厳禁。
ストリングが内部で噛んでいた場合、ものすごいスピードでヨーヨーが顔めがけて飛んできます。その手の事故で顔をザックリ切っている人は世界中に存在します。
せっかく地の回転力が高いヨーヨーを買ったのだからスローは適度な力で行うよう心がけましょう。
怪我や事故に注意するのはスポーツマン・趣味人の義務。くれぐれも注意してください。
<関連項目>